21歳、イケメン俳優という職業なんて幻。

今日のイケメン俳優


今日はバイトを休んで、友人ABとともに、由比ガ浜の海に行った。
Aは高校から同じ部活で一緒に副部長をしてて、最近音楽をしに東京に来たばっかでイケメン君だ。
Bは福岡出身で三菱で働いてて、いつも仕事を辞めたいと言ってるやつだ。
やりたいことじゃないそうだ。


みんな福岡出身で同い年。
12時に品川に集合してそこで蕎麦をくって電車に乗った。
その電車の中で今日一番印象に残る出来事が起こった。


電車に乗ったらほとんどの席が埋っていたけど、優先者席がなぜか空いていて、俺も基本的に優先者席には座らんのやけど、その席に誰も座る気配がなかったので三人で座った。
というのも、その席の向かいの席に、大声で何かを言いながらビートに乗ってノリノリで揺れ、手を振り頭を振り3つの席を占領している男性がいた。男性は40前半くらいだった。
それでその人の周りには人が近づかず、かかわらないように違う号車に移っていっていた。
俺らは特に何も考えずに、誰も座らないならと思いその人の正面に座った。
んでその人を見てた。
その男性は、イヤフォンで何かを聞きながら電車の運転席に座り、運転をしてるような動作をとっていた。すごくリアルで、駅名や効果音、自分の行動を口で発しながら必死に休みなく動いていた。
「田端、宇都宮、カシオペア」など駅名や電車の名前が入り交っていた。
男性は周りの視線に全くおかまいなしで、必死だった。
今までこんな純粋なおじさんの幸せそうな笑顔を、見たことないって言うくらいの満面の笑みだった。


そのおじさんの服は汗で色が変わっていて、本当に楽しくてやりたくてそれをやってるんやないかと思った。
周りのこととか恥とか常識とかを感じさせずに、やりたいことをこんなに素直に表現できるのがすごいと思った。このおじさんを見れてよかった。