21歳、イケメン俳優という職業なんて幻。

今日のイケメン俳優


今日もバイトやった。
いつもの仲良しメンバーがおらんで、今日は静かに働けると思った。
それで、将来のこと色々考えてみようと思ったが、全然考えられなかった。
今まであまり話したことのなかったバイトの人たち2人と、馬鹿な話をずっとしてた。
結構楽しかった。
年齢の話になって、2人のうちの一人は、今年で34歳ってことが判明した。
見た目若いのに。結構びっくりした。僕と同じ馬年だった。
今は前の仕事をやめて、就職活動をしながら生活のためにこのバイトをしてるらしい。
「一回り違うのか~うらやまし~」と言われた。
その「若いのが羨ましい」って感覚は、近頃すごく分かるようになった。


僕も東京に来たときは18歳やったから、みんな先輩で、後輩とかいなくて。
でも今は後輩ができてきた。
僕より若いやつら。
上京してから3年が経って、でもこの3年間たいして先に進めてる気もしないし、むしろ3年前の勢いどうした? みたいに感じることがある。
そして、いつの間にかどうしたらいいか分からんくなってて、バイトばっかりの生活になっていて。


僕の人生では、30代ではバイトはしたくないと強く思う。
いつかハリウッド映画主演っつって東京に来た。
3年前の僕は「ハリウッド主演絶対なれるし大丈夫できる俺、どんな経験も自分の人生にとって一番の道で、この経験がないと先にはいけん」って楽観的プラス思考で、東京のぼろアパートで暮らしはじめた。


バイトが終わり、今日はバンドをやってる先輩方と飯を食いに250円の牛丼の店に行った。
今日は店のケチな店長はいなくて、その店のバイトエースさんが一人でやっていた。
彼は250円で大盛りの牛丼をよそってくれるので、みんなに称えられてる。
そこではみんなで幽霊についての話で盛り上がった。
僕も曾ばあちゃんがイタコだったし、おじさんが神事に携わってる人だから、ちょいちょい会話に参加した。
でもなぜかちょいちょい自分の思ってることがうまく言葉にできなかった。
僕はやっぱり頭わるいなぁ~と思った。
自分の発してる言葉なのに、自分で聞いてて頭悪そうだなぁ、全然伝わってないなぁって。

僕は俳優になりたい。