21歳、イケメン俳優という職業なんて幻。

今日のイケメン俳優


朝からテレアポのバイトだった。
バイトの仲間とは、めっちゃ仲良くて、今後もずっと付き合っていきたい。
ある友達は20歳で、慶応大学を目指して勉強してる。
浪人中だ。
大学に行くためにテレアポでお金を貯めてる。
家族の問題もあり、自分でお金を貯めて、自分の道を切り開こうとしてる。
すごく人当たりがよくて、ノリがよくて、いつもみんなを持ち上げる。
本当に人を大事にする。
それは大変な環境で、色々な経験があったからできることなのかもしれない、と思う。


どんな経験をしてきたんだろ? 想像してみる。
今でもきつかったりするのかなって心配になる。
でもいつも「みんな幸せになってほしいっす」って、その友達は言う。


いつも通り働いてたら、昼過ぎに事件が起きた。
僕が自分の席で電話してたら、ちょいと離れたとこで、「死んでください」って声が聞こえた。
その友達の声やった。
友達とテレアポ会社の社員が向かい合っていた。
その瞬間に悟った。
あ~あ、辞めちゃうって。


その友達ともめた社員が、僕のデスクの近くにやってきた。
「怒ってんのに泣くんだな、最近のやつは(笑)。俺に、あげ足の取り合いで勝てるわけないだろ~」って言ってた。
「昔はあんな奴じゃなかったのになー」と言ってた。


僕は社員に、何も言わなかった。
社員の胸ぐらを掴むべきだった?


テンションの低い状況でバイトが終わり。
その友達に励ましメールを送ったら、その夜、飲むことになった。
友達は、自分のガキみたいな辞め方が悔しい、と言った。
その夜は朝まで飲んだ。